部下本人にキャリアプランを持たせよ
2013年9月1日
やる気満々!部下育成ブログ
ユアコンパスのナカタケでございます。
今回は、部下を成長させるためのキャリアプランの大切さを説いていきます。
よくある話ですが、改めて。
ある者が旅をしていました。
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通りがかりの道沿いで3人の男がレンガ積みをしていました。
旅の者はレンガ積みの男に話を聴きます。
1人目の男は面白くなさそうにレンガを積んでいます。
「何やってるんですか?」旅の者が聞くと、その男は
「見たらわかるだろ、レンガを積んでるんだよ」
2人目の男は黙々とレンガを積んでいます。
「何やってるんですか?」旅の者が聞くと、その男は
「壁を作っているんだ。頑丈なやつをね」
その2人がけんかを始めた。
2人目の男が1人目の男に怒鳴りつけました。
「組み合わせが悪いからずれてるだろ。きちんとやれよ」
1人目はつまらなさそうに修正しようとすると3人目の男が出てきてこう言いました。
「その悪い組み合わせは修正しなくってもいいよ。」
すると2人目の男がさらに怒鳴りちらしました。
「きれいな壁ができないじゃないか!」
3人目の男は怒鳴ってきた2人目の男を微笑み返しながら、でも目をしっかり見て言いました。
「君は壁を作ってるんじゃない、この町一番の立派な教会を作っているんだ。その悪い組み合わせの部分は内壁の中に埋もれてしまう箇所だから関係ないんだよ。そんなことより、3人で力を合わせ早くレンガを積み上げて、後世の人たちの役に立ちたいとは思わないか」
1人目、2人目の男は顔を見合わせ、笑顔になった。
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いかがでしょうか?
この寓話を読んでもらった時に何が必要だと感じましたか?
それが「仕事の目的」であることに気が付かれましたでしょうか?」
仕事の目的をしっかりつかんで働く人は、他者から「やらされている」という発想から解放され、イキイキとした働き方が出来、自分の仕事のやり方にも工夫をもたらす事ができる」のです。
そして、このことこそ、部下を育成していく上において、大きなエンジンとなるのです。
部下が育たないと嘆く前に、エンジンがきちんと存在しているのか?点火しているのかを確認しておくことが肝要です。
今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。